路傍生活者

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煙草は美味しいから吸うの!

非喫煙者および喫煙初心者に贈る美味しい煙草の吸い方

好みの味を出す

煙草は環境や吸い方で味の感じ方が変わる。世の喫煙者は初心者の吸い方を馬鹿にしたりするが、不恰好でもとにかく自分の好みの味を出せる吸い方をマスターしたものが勝者である。

個人的に分かりやすく味に違いが出ると思うのは以下のパラメータ

  • 湿度
  • 燃焼温度
  • 煙の動かし方

湿度

冬の煙草は美味いとう話があるが、俺は少し懐疑的だ。煙草は基本的に湿度が高い方が甘みを拾いやすく、大気が乾燥する冬場は辛味が出やすい。逆に湿度管理をしっかりしている場合、後述する温度の関係で冬の煙草は美味いだろう。

しかし紙巻きタバコを吸うのに湿度管理をやるというのも大げさな話だ。簡単なやり方だとジップロックに密封する方法があるが、正直面倒くさい。ささやかな抵抗として、ソフトなら開け方を工夫し閉じれるようにしておく、ボックスなら開けっぱなしにしないなどがある。

燃焼温度

燃焼温度が低い方が煙草はうまいというのが通説である。逆に高いと雑味や辛味が出やすい。これをコントロールするのは煙草を吸う強さで、ゆっくり弱く吸うほど温度が低くなる。そこに着目した喫煙法がクールスモーキングと呼ばれるものであり、初心者ほどこれをやった方が良いと考えている。ずっと吸ってると習慣依存が形成され、正直味なんてどうでもよくなっている喫煙者がほとんどである。早めにやっておいた方がお得だし、これで合わなかったらとっとと卒煙するのがよい。

煙の動かし方

クールスモーキングにも流派があるのかもしれないが、基本的に煙の動かし方を規定したものが多い。規定といってもざっくりとしたもので、肺に入れない口腔喫煙をしなさいだとか、ゆっくり吐き出しなさいとか、あんまり固っ苦しいものではないし、おそらくプラクティスとして確立されていないのだと思う。

先ほどクールスモーキングを推奨したが、個人的に口腔喫煙はあまり好きじゃない。口腔内で煙をモゴモゴしとけばいいみたいな解説が多いが、口腔内で煙をとどめておくと煙が口の奥の上部に当たり、これがイガイガや辛味につながり体験を損なうからだ。

口腔喫煙をする場合、口内に煙をとどまらせるのではなく、循環させることをイメージするのがよい。味の全体を拾うには舌の奥の方まで煙を通す必要があるが、そこでとどまらせると先述の通り喉が痛くなるので、喉で煙を感じたらすぐに吐き出す。煙がターンするまでが短いので、吸ってから吐くまでの時間は自然と短くなる。これではなんか味気ないので俺は肺に入れている。循環をイメージするのは肺喫煙でも同様だ。

総括

こういう面倒くさいことを考えてまで健康的にも経済的にも痛手を負うくらいなら煙草なんて吸わない方がいい