路傍生活者

ラブリーでファンシー

川へ行こう

寝る前に日中の活動を全て忘れてしまうのは、日中何とも向き合っていないからという気がしている。

昼近くに起きてダラダラと仕事をし、面倒ごとを耐え忍んで夜を待つ。

退勤後はインターネットに溢れるコンテンツをルーチンワークのように消費し、やることがなくなれば新たなコンテンツを探しにいく。そうやってズルズルと画面に吸い込まれていくと眠るタイミングを見失い、苦し紛れに夜の川を散歩するのが通例となっている。

時間はこの世を平等に支配し、アフリカでは1分間に60秒が流れている。天にまします我らの父から賜った命を、俺たちは毎日毎時毎分毎秒ドブに捨て続けている。

この居心地の悪さはやはり貰い物をうまく消費できなかった時の感覚に近い。どうにかして上手く使ったように見せる必要がある。

そうだ、川へ散歩に行こう!