路傍生活者

ラブリーでファンシー

薄く敷き詰められた弁当、円筒状の何か。

自身の食事に関する悪癖を発見し、その対処を見つけたので共有する。

俺には早食いの癖がある。人と飯にに行くたびに自分の食事スピードがかなり速いことを自覚する。他人と合わせるべきなどの話もあるが、一旦対人関係の問題を置いとくにしても、健康上の問題が残っている。

咀嚼をしないので食べ物がどんどん腹に入るし、満腹中枢がバグって腹12分目くらいまで食べてしまう。その後は普通に動けないし吐きそうになる(たまに吐く)。美味いものを食べても食後がこれでは仕方ない。

では俺がなぜ早食いをしてしまうかというと、これはほぼ無意識でやっている。食事中は基本的に皿を空っぽにすることしか考えておらず、脳内では一人グルメレースが開催されている。味わうよりも早く食うことが大事と思っているわけではない(乾き物をちまちま食いながら酒を飲むのも好きだ)が、本能レベルで目の前にあるものを腹に詰め込むことが至上となってしまう。

そしてこれは最近気づいたのだが、視覚で量感が測りにくいものに対してこのこの傾向が強く出る。量感が測りづらいものとしてラーメンを例にすると、ラーメンは器の形状が複雑で、上に具が乗っていたり麺の密度が分からない上に、今自分が食べたのは全体の何割かも分からない。これらの要因によりペースを掴みづらくなっている。

そのような場合、いつ終わるのか分からないものを早く終わらせたいという気持ちが働き、とにかく全部を平らげることを目標にしてしまう。単純に食いやすいのもある。

では対照的に量感を掴みやすいものは何かというと、平たいトレーに薄く敷かれたコンビニ弁当や、納豆巻きやバナナなどの円筒状の食べ物だ。これらはシンプルなモデルで表現可能で、二つのパラメータから容易に堆積を推測できる。これらは頑張って理性を働かせれば少しずつ食べることも可能だ。

先日、コンビニで弁当と納豆巻きとバナナを買った。朝飯にバナナ、昼飯に納豆巻き、3時ごろに弁当を食べて、夜は適当に酒とつまみで済ませた。今までの俺の生活からすると圧倒的に少食だが、案外これで保つことがわかった。少ない食事で満足できると、嬉しい。

納豆巻きとバナナは最寄りのデイリーヤマザキで調達可能だし、特にデイリーの納豆巻きはなんか美味い気がする。弁当もスモールサイズで余裕なことがわかった。

これからは少食、しかもなんか体に良さそうなもんを食って、都会のOLのように健康に暮らす。