はじめに
部屋を片付けてから一週間ほど経ったが、それでも部屋は綺麗なままだ。こんなに長続きしたことは今までにないし、住環境のメンテナンスは諦めていたことなので、その一歩を踏み出せたのが嬉しい。
今回は今後この状態を継続するためにも部屋を綺麗に保つのに役立ったことをまとめる。
やったこと
- メンテナンス性の高いレイアウトに組み替える
- 収納を減らす
- ざっくりとした運用フローを守る
- 部屋で過ごすことを楽しむ
メンテナンス性の高いレイアウトに組み替える
部屋で過ごしていて感じたストレスのうち、レイアウトに起因するものを解決した。
まず、以前のレイアウトでは作業机の後ろに布団が敷かれており、椅子の可動域を制限していた。そのため椅子をどかして机の下を掃除するなどが難しく、机の周りの床はいつも汚くなっていた。
また、サブデスクにデスクトップPCを置き、その下に本棚を置いていたのと、メインデスクと垂直になるように配置しL字デスクのようにしていた都合でその周辺のメンテナンス性が極端に低くなっていた。
上記の問題を解消するために、椅子の背面には物を一歳置かずに済むようなレイアウトに変更した。サブデスクはメインデスクに並べて置き、その下に置かれていた本棚を部屋から出すことで床の掃除をしやすいようにした。
収納を減らす
以前はサブデスクの上に小物入れを二つ置き、そこに色々なものを入れていたが、中身はぐちゃぐちゃでほとんどテンポラリーな物置となっていた。つまりこの場合収納は収納として運用されておらず、必要なのはちょっとした物を置いておくスペースということになる。
話が脇道に逸れるが、ものを収めるにも2つ種類がある。一つは収納で、物の出し入れが容易な反面、いくらかのコストを必要とする。複雑なツリー構造は挿入の計算量が嵩むのと同じイメージだ。もう一つはただものを置いておくだけのものであり、よくメモリと例えられる。その時使用しているものだけを出しておき、それが終われば片付ける。
俺の場合この二つの区別がつかず、全て後者のメモリ的用法で済ませようとしていたことに問題の根本がある。使いそうなものがそこらに転がっているのが一番良いという発想で部屋からは秩序が失われ、割れ窓理論的にゴミも散らばり始めるというわけだ。しかし案外日常の中で必要になるものは少なく、それらはクローゼットに仕舞い込んでおけば良いことに気付き部屋の中がシンプルになった。
ざっくりとした運用フローを守る
上記二つの施策で部屋の保守性が高まり綺麗にもなったが、これを継続するために運用にも力を入れる必要がある。とは言え今までこれができなかったのは保守性の問題によるものなので、後はやるだけということになる。
したがって今俺が実践している運用ルールも至ってシンプルなものになっている。机の上に出ている物を一定時間ごとに片付ける、数日おきに掃除機をかけるというものだ。以前はこれが大変難しいものに感じられたが、やりやすいようにすれば案外続くものらしい。
部屋で過ごすことを楽しむ
これは今回の大本命だ。以前は自分の汚部屋を消極的に肯定しつつも、やはり部屋で過ごすたびにその自堕落さと向き合うことになりあまり好きにはなれなかった。
しかし今回部屋を片付けたことで部屋で過ごすのが好きになり、それを保つために運用ルールを守るという好循環が出来つつある。
また部屋を好きでいるために、サブデスクには好きなものだけを置くというルールを定めている。今置いているのは、直近で読んでいるまたは読みたい本、ウイスキーのボトル、ラジオ、煙草、自作の埴輪や絵などの小物だ。寝る前にデスクライトとラジオをつけて小説を読みながらウイスキーを飲んだりするとサイコーである。カフェやバーに行って楽しんでいる雰囲気をいつでも自室で再現できるというのが一つの指標で、これが部屋を綺麗に保つモチベーションになっている。
おわりに
いかかでしたか?と言っても大抵の人間は上記の問題を既にクリアしているだろうし、俺のように部屋に不満を抱えている人間のモチベになれば万々歳だ。
やはり特に良かったのはライフスタイルに好影響を与える環境としてワークしていることで、これから更に部屋を好きになれるように工夫を重ねられたらいいなと思う。